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平成28年度一級建築士試験の結果の総評

試験結果

受験者数(受験率) 合格者数 合格率
学科 25,639人(83.7%) 12,675人 49.4%
実地 19,045人(88.2%) 8,687人 45.6%

合格基準

学科試験:60問中36問正解 以上
実地試験:得点が60% 以上

近年の合格率

受験者数 合格者数 合格率
H26 学科 20,580人 8,562人 41.6%
実地 14,210人 5,710人 40.2%
H27 学科 25,452人 11,306人 43.6%
実地 16,365人 6,180人 37.8%
H28 学科 25,639人 12,675人 49.4%
実地 19,045人 8,687人 45.6%

平成28年度試験結果の総評

受験者数は、学科では前年とほぼ同様でしたが、実地では12%程度増加しています。受験率は学科・実地ともに前年度を1%程度下回りましたが、比較的高い状況が続いています。
合格率では、学科試験では前年を5.8%、実地試験では7.8%と大幅に上回っています。

出題傾向と受験対策

学科試験では一部に難度の高い問題や新傾向が含まれていたものの、基本的な問題を押さえて、冷静に対応すれば合格ラインはキープできたものと思われます。対策としては、難度の高い問題や新傾向だけにとらわれずに、基礎知識を正しく身に付けて、過去の出題に準じた問題を確実に解くことが重要です。
実地試験では、経験記述問題が近年の出題のサイクルと異なるという番狂わせがあり、それ以外でもやや難しい問題がみられたことから、総体般的に例年よりやや高い難易度の出題であったかもしれません。しかし、経験記述については様々な管理に関連する「品質」についての出題であり、自身の経験を踏まえて適切に回答する力をもった受験生には冷静に対処できたことでしょう。他の問題も含めて、しっかりした基礎力の上にいかに応用力を養えたかが合否を分けたもの思われます。

1級建築施工管理技士講座

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