新傾向問題>合格トピックス>学科試験の総評(1級)
「午前の部」と「午後の部」の合計82問出題のうち60問解答で、例年通りの出題数・選択数でした。
一部に難度の高い問題や新傾向ともいえる問題もみられましたが、基本がしっかり身に付いていれば概ね対応できたものと思われます。難度の高い問題や新傾向の問題にとらわれず、過去の出題に準じた基本問題が確実に解けることが極めて重要であった出題内容と考えられます。
平成29年度の試験についても、基本をしっかり学び、その知識を問題の選択と、各枝問の読みとりに生かせる力を養うことが、引き続き合否を分ける重要ポイントといえます。
やや専門的で高度な内容のものも含まれますが基本的なものが多く、基本事項が着実に身に付いていれば、合格点は確保できたものと思われます。構造計算問題なども基本的な問題ですので、しっかり点をとっておきたいところです。
「共通」の問題は全問必須解答となっており、大方の問題は、基礎的事項をしっかり理解していれば解ける問題でしたが、一部に一級建築士の学科試験(環境設備)で出題されるような難度の高い設問(電気設備)もあり、例年に比べ、全体的にやや難易度が高かったと考えられます。
一部に解体工事に関する新傾向ともいえる問題もみられ、個々の問題の中には難しいと感じられるものも含まれていたかも知れませんが、習得した基礎知識を生かして解答できる問題を適切に選べば十分対応できたと考えられます。
全体として、基本的な問題が大部分を占めているといえます。例年「施工管理法」についての問題は、過去の出題をしっかり押さえて基本を確実に学びとることで、得点源として期待できる内容のものとなっています。
過去の出題に準じたもので、基本知識で対応できるものも多く、例年と同水準の難易度と思われますが、建築基準法、建設業法、労働安全衛生法、消防法、道路交通法等、広範囲から出題されるため、これらに関する広範な基礎的知識を着実に身につけておくことが重要です。
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