新傾向問題>合格トピックス>一次検定(11月期)試験の総評(2級)
出題数等と難易度
令和4年11月13日(日)に、後期 第一次検定試験が実施されました。
・設問数と選択数の比率は、前期一次検定と同様でした。
・「四肢二択」の出題につきましては、各問につき二つの選択肢が正しい場合のみが得点となることと、「躯体・仕上げ」からの出題であったことは、前期と同様でした。
・専門的な知識を必要とする問題がいくつかありましたが、総じて素直な問題が多く、難易度は標準的であったと思います。
難易度の高い設問
・№16:構内電気設備の名称と配線図用記号との組合せの正誤判定が問われました が、ある程度の深い専門知識が必要でした。
・№22:在来軸組み工法に関する専門的な知識が必要でした。木造建築にスポットが当たっている近年の傾向を反映し、今後も、木造在来軸組み工法の詳細な知識を必要とする問題の出題が続くと思われます。
・№24,№27、№28:各々「ステンレス表面仕上」「塗装工事全般」「フリーアクセスフロアー」についての正確な知識が必要でした。
・№40:「四肢二択」全四問の内で唯一、難しい問題でした。前期一次検定に引き続き、解体工事についての詳細な知識が必要でした。
総評
上記(2)で挙げた問題以外は比較的素直な出題であり、解答し易かったのではないかと思います。「建築学」「施工管理」「法規」の分野からの問題は、過去問を繰り返し実施していれば得点できました。差がつくのは、前期一次検定同様、「躯体・仕上工事」の部分です。来年度以降も、掘り下げた深い知識が無いと対応できない問題が出題されるのは間違いないと思われますので、少なくとも過去問はマスターし、テキストに記載されている注釈の理解や、正確な図表の読み取りができる力をつける必要があります。
|
|