新傾向問題>合格トピックス>合格発表 総評(1級)
試験結果
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受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
学科 |
22,742人 |
11,619人 |
51.1% |
実地 |
16,946人 |
6,898人 |
40.7% |
合格基準
学科試験:60問中36問 以上正解
実地試験:得点が60% 以上
近年の合格率
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受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
H29 |
学科 |
24,755人 |
9,824人 |
39.7% |
実地 |
16,505人 |
5,537人 |
33.5% |
H30 |
学科 |
25,198人 |
9,229人 |
36.6% |
実地 |
15,145人 |
5,619人 |
37.1% |
R 1 |
学科 |
25,392人 |
10,837人 |
42.7% |
実地 |
15,876人 |
7,378人 |
46.5% |
令和2年度試験結果の総評
令和2年度実地試験の合格率は、前年比5.8%減少となる厳しい結果となりました。令和2年度学科試験の合格率は前年比8.4%増加という高水準であったこと、前年度実地試験の合格率も高い結果であったことへの反動といえるでしょう。
その一方で最終合格者の皆様の属性につきましては、「29才以下の合格者」「女性合格者」の占める割合が増加しています。建設業従事者の増大、平均年齢の若年化等が国の目標とされ、そのための労働環境の整備が並行して進められていますが、その動きに沿った傾向といえましょう。
建設業界に於いての1級建築施工管理技士の需要は多く、この資格の保持者の募集を常に実施している企業も増えています。それに比例し、今後受験者数の増加も大いに見込まれることから、全体的な検定の難易度も徐々に上がっていくことが予想されます。一方、このことは、施工管理技士資格の価値が高まりつつあることの裏付けとなりましょう。
出題傾向と受験対策 (一次検定)
令和3年度より試験制度が変わり、一次検定では、新規出題形式として「5肢2択」問題が出題されます。すでに今年の一次検定は終了しましたが、「5肢2択」の出題内容につきましては、当初の予想を覆すものでした。(詳細は「1級建築施工管理技術検定・一次検定試験の総評」をご参照ください。)
一次検定試験で問われる事項の専門性が深まり、選択肢一つ一つの中身も、正確な理解が伴わないと正誤判断を下すのが難しい内容となっています。但し、このことは、必ずしも問題の難易度が上がっているということではありません。基本事項を如何に正確にインプットし、インプットした知識を使いこなして如何に正答肢に辿り着くか、この訓練の必要性が高まっていることになります。
令和3年度の二次検定対策としても、昨年までと異なる奇策があるわけではありません。繰り返しとなりますが、基本事項を着実にマスターし、それを使いこなす訓練を過去問をとおして実施し、正答肢を導くための過程を習得することを心がけてください。
出題傾向と受験対策 (二次検定)
経験記述におきましては、「施工の合理化」「品質管理」「建設副産物対策」の3テーマが年度毎に、ほぼこの順番で出題されています。が、平成22年度からは、(平成30年度は臨時試験も行われましたが、それも含めます。)必ずしもこの順番通りに出題されていないケースがあります。例えば、
・平成28年度と平成29年度の出題テーマが、予想に反し、前後逆転した。
・令和2年度の出題予想テーマは、順当に行けば「建設副産物対策」であったが、実際には「施工の合理化」が出題された。
等々のケースです。従いまして、令和3年度の経験記述対策として、「品質管理」「建設副産物対策」の両方に対応できるように準備することが必要と思われます。又、文章表現による減点(助詞の使い方・時制の不一致・誤字脱字・主語の欠落等)を防ぐべく、講座での添削の機会を活用することが有効と思われます。
経験記述以外の問題につきましては、前述の一次検定対策と同様、過去問題を解きながら、、正確な知識をインプットすることと、それを使いこなすアウトプットの方法を習得することを、同時に進めることが大切です。
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