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2019年度二級建築士試験の結果の総評

試験結果

受験者数(受験率) 合格者数 合格率
学科 19,384人(76.8%) 6,725人 34.7%
実地 22,663人(72.3%) 6,134人 27.1%

*学科試験は、「学科・実地試験申込み」者の数値です。

合格基準

学科試験:40問中正解23問正解 以上。
実地試験:得点が56% 以上と合格基準の補正がなされています。

近年の合格率

受験者数 合格者数 合格率
H29 学科 30,262人 11,725人 38.7%
実地 26,506人 7,665人 28.9%
H30 学科 28,888 7,495人 25.9%
実地 24,131人 6,084人 25.2%
R 1 学科 19,384人 6,725人 34.7%
実地 22,663人 6,134人 27.1%

令和元年度試験結果の総評

学科・実地ともに受験者数が前年度を下回るとともに、受験率も下回っています。
合格率は前年に対して、学科では8.8%増加、実地では1.9%増加していますが、前年度が近年でかなり低水準であったので、未だ合格率は低い水準から脱していません。

出題傾向と受験対策

学科試験では、年々やや難しい問題が増えていますが、未だ過去の出題の類型問題や基本事項の出題も多く、基本に忠実な受験対策と、選択問題を活かすことなどで、合格ラインをキープすることができましょう。
実地試験では、問題3でのバーチャートと出来高の融合問題がややこのところ定着してきた感もありますが、経験記述の設問2で「産業廃棄物」のテーマが出題されたのは多くの方を驚かせたことと思います。特に受験対策として過去の問題の解答例をのみをなぞることを主体にしていた受験者には、全く対応できなかったかもしれません。このような出題に対しては、記述対策の応用力が有効なのですが、実地試験の合格対策としては、実際にこのテーマに適切に解答できたかということ以上に、他の問題も含めてどのような設問にも最善を尽くすという姿勢、そして試験全体に対して冷静に得点を固める適応力が有用です。自分が養った力を生かしきる応用力や解答に要する時間配分など、受験者個人では養うことが難しい部分を対策講座などで補えれば幸いです。

2級建築施工管理技士講座

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