38 設備工事①
【No.1】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 電気設備工事において、二重天井内の鋼製ケーブルラックの支持間隔を2m以内とし、直線部と直線部以外との接続部では、接続部に近い箇所で支持した。
- 屋内の横走り排水管の勾配の最小値を、管の呼び径75のものについては100分の1、呼び径150のものについては200分の1とした。
- 軽量鉄骨間仕切壁内に合成樹脂製可とう電線管(PF管)を配管するので、その支持間隔を1.5m以下とし、バインド線を用いて支持した。
- 配管の埋設工事において、給水管と排水管が平行する部分については、両配管の水平実間隔を300mmとし、給水管を排水管の上方に埋設した。
【解説】
4.給水管と排水管を平行して埋設する場合は、両配管の水平実間隔を500mm以上とし、かつ給水管を排水管の上方に埋設して、万一排水管からの漏水があった場合にも、給水管への影響を回避できるように配管する。
正解 4
【No.2】防災に関連する設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 消防用水の設置場所は、消防ポンプ自動車が2m以内に接近できる位置とした。
- 非常用エレベーターの乗降ロビーに、連結送水管の放水口を設けた。
- 防火区画の壁を貫通する風道において、防火区画に隣接して防火ダンパーを設けるに当たり、当該防火ダンパーと当該防火区画との間の風道は、厚さ1.6mmの鉄板でつくられたものとした。
- 移動式の泡消火設備の泡放射用器具を格納する箱は、ホース接続口から4mの位置に設けた。
【解説】
4.消防法施工令第15条泡消火設備に関する基準より移動式の泡消火設備の泡放射用器具を格納する箱は、ホース接続口から3m以内の距離に設ける。
正解 4
建築設備には多様なものがあり、個々について詳細で専門的な内容が含まれます。しかし建築施工管理技士の試験問題では、基礎的な知識についてが多く出題されています。過去問を中心に基本事項をしっかりと押さえておきましょう。
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