35 建具工事・ガラス工事③
【No.1】ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 矩形でない形状の複層ガラスについては、2枚のガラスの複層加工を行った後、ガラスの切欠き加工及び小口処理を行う手順を、ガラスエ事施工計画書にて確認した。
- 外部に面する網入り板ガラスの小口部分に、ガラス用防錆塗料又は防錆テープを用いて防錆処置を施し、発錆による割れを防止した。
- ガラスの熱割れ防止対策の検討のため、建築物の立地、開口部の方位、ガラスの光特性・熱特性等により熱応力を算出し、ガラスエッジの許容応力と比較した。
- サッシ枠が地震による面内変形を受けた場合にガラスが割れないようにするため、サッシ枠のはめ込み溝底とガラスエッジとの間に設けるエッジクリアランスの寸法を確認した。
【解説】
1.JASS17.1.5.2.1より複層ガラスは、複層加工後の切断小口処理、穴あけ、切欠きなどの加工は行わない。
正解 1
【No.2】防火シャッターの各部材の一般的な取付け手順として、適当なものはどれか。
- 巻取りシャフト → ガイドレール → スラットの吊込み → ケース
- 巻取りシャフト → スラットの吊込み → ガイドレール → ケース
- ガイドレール → スラットの吊込み → 巻取りシャフト → ケース
- ガイドレール → ケース → 巻取りシャフト → スラットの吊込み
【解説】
2.ガイドレールは、スラットの吊込み直後となる。スラットとは、シャッターの遮へい面を構成する主要部材のことである。
正解 2
ガラス工事では破損防止の対策が重要です。ガラスの種類や用途に応じて、仕様と施工上の留意事項があります。
建具工事の出題にはシャッターが含まれ、『防火シャッター』や『防炎シャッター』についての出題が見られます。『防火』と『防炎』の違いや、部材の構成、安全装置などについての基礎を学んでおきましょう。
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