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33 建具工事・ガラス工事①

【No.1】鉄筋コンクリート造に用いるアルミニウム製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 水切り付きサッシは、水切り板及びサッシ下枠部と躯体間を、2度に分けてモルタル詰めを行った。
  2. モルタルが長時間アルミニウム材に付着すると、変色することがあるため、早期に除去、清掃した。
  3. 建具枠に組み込む鋼製のアンカーに、亜鉛めっき鋼板を使用した。
  4. 建具取付け用の躯体アンカーの打込み位置は、開口の隅より250mm内外を端とし、中間は600mmの間隔とした。

【解説】

1.サッシ廻りのモルタルの確実な充填のためには,水切り板とサッシ下枠部を取付け前にもモルタル詰めするのがよい。
3.建具を躯体に固定するアンカーには防性処理を施す。
4.アンカーは、間隔500mm以下に取り付ける。したがって、不適当である。
なお、取付け精度は±2mm程度とする。

正解 4

【No.2】建具金物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. フロアーヒンジは、重量の大きな建具やかまちのない建具に用いられる。
  2. ラバトリーヒンジは、大便所のブースの扉に用いられる金具である。
  3. バックセットとは、モノロックのフロント(面座)面からケースの奥行きまでの寸法をいう。
  4. 枠取付け形ピポットヒンジは、防水層と取り合う箇所に適している。

【解説】

1.フロアーヒンジは、重量の大きな建具やかまちのない建具に用いられることが多い。開閉機構は床埋込み形である。
2.ラバトリーヒンジは、大便所のブースの扉に用いられる。丁番式と軸吊り式がある。
3.バックセットは、モノロックのフロント面からノブの中心までの寸法をいう。したがって、不適当である。
4.ピポットヒンジは下部金物が埋込形と枠取付け形があり・枠取付け形は防水層と取り合う箇所などに適している

正解 3

建具の種類は用途・材質など多種多様ですが、金属製建具、特にアルミニウム製建具に関する出題が多く見られます。アルミニウム製建具では素材が柔らかいこと、他の金属やモルタルとの接触腐食防止のための絶縁処理などに留意する必要があります。
また建具工事では、付随する金物についての出題もあり、実物を知っていても名称がわからないこともあります。基本的な用語と用途はマスターしておきましょう。

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