28 防水工事②
【No.1】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- アスファルト防水工事において、防水下地の入隅及び出隅については、通りよく45度の面取りとした。
- 改質アスファルトシート防水工事において、立上り部の防水層の末端部については、押え金物を用いて留め付け、ゴムアスファルト系シーリング材を充填した。
- シーリング工事において、2成分形シーリング材は、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとして、ロットごとに別に作成したサンプルにより、定期的に練混ぜ後の硬化状態を確認した。
- アスファルト防水工事において、平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮目地の割付けについては、パラペット等の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔を5,000mm程度とした。
【解説】
4.平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮目地の割付けについて、中間部は縦横の間隔を3,000mm程度とする。
正解 4
【No.2】屋上アスファルト防水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 寒冷地であったので、防水工事用アスファルトは、JISの規格4種のものを使用した。
- 保護コンクリートに用いる成形伸縮目地材は、キャップ幅25mm、本体がキャップ幅の80%以上のものを使用した。
- 露出防水絶縁工法において、アスファルトプライマー塗りの後、砂付あなあきルーフィングを突き付けて敷き並べた。
- 露出防水絶縁工法において、入隅は、砂付あなあきルーフィングを用いて、平場へ500mm以上張り掛けて増張りした。
【解説】
4.露出防水絶縁工法において、入隅は砂付でない、ストレッチルーフィングを用いて、平場に500mm以上張り付けて増張りをする。
正解 4
メンブレン防水には、「アスファルト防水」、「シート防水」、「塗膜防水」、劣化したコンクリート・モルタル系の表層部分を改質して防水性能を高める「塗布防水」などがあります。それぞれの工法においても材料や適用箇所の違いにより、施工方法や留意点は異なり、混乱が起きやすいので、工法ごとに整理して対比的に記憶するとよいでしょう。
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