5 材料管理①
【No.1】材料管理、品質管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 防炎防火対象物に敷くロールカーペットについては、各部屋の主要な出入口の1か所に張り付けた防炎ラベルにより、防炎性能を確認した。
- JIS規格品の異形鉄筋の種類の確認については、SD345の場合、圧延マークによる表示が「突起の数2個(・・)」であることを目視により行った。
- ガスシールドアーク溶接において、梱包を解いた後、数日間適切に保管したソリッドワイヤについては、ワイヤの表面に錆がなかったので、そのまま使用した。
- 木製建具の保管に当たって、障子や襖は立てかけとし、フラッシュ戸は平積みとした。
【解説】
2.JIS G 3112 鉄筋コンクリート用棒鋼より 異形棒鋼体ごとの表示はSD295Aを除き、圧延マークによる、SD345の場合突起の数1個(・)であり、SD295A-圧延マークなし、SD295B-1又は|、SD390-突起の数2個(・・)、SD490-突起の数3個(・・・)である。
正解 2
【No.2】工事現場に搬入された建築材料の保管方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 車輪付き裸台で運搬された外装に使用するガラスは、室内に保管場所がなかったので、裸台に乗せたまま、屋外に、防水シートを掛け雨露等がかからないように養生をして保管した。
- 外装に使用するALC薄形パネルは、台木を用いて1.0mの高さに積み重ねて、屋外に、防水シートを掛け雨露等がかからないように養生をして保管した。
- アスファルト防水に使用する砂付ストレッチルーフィングは、屋内の乾燥した場所に、ラップ部分を上に向けてたて積みとし、2段に重ねないように保管した。
- 工事現場に搬入されたロールカーペットの保管については、縦置きした。
【解説】
4.ロールカーペットの保管については、縦置きせずに、横に倒して3段までの俵積みとする。
正解 4
材料管理については、建築施工管理技術検定では「建築材料」や「建築施工」の各種工法の一環として出題されます。今回は多様な出題の中から材料に関する枝問を選んでみました。
No.1の例題に見られるように、納入時の確認や保管の際の仕分けなど、識別に関する出題がありますが、典型的な鉄筋の圧延マークなどについては暗記されておくとよいでしょう。また保管方法を問われることも多いので、「立て置き」「平置き」「段積み」など、材料の特性に応じた使い分けを理解しておきましょう。
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