4 工事管理②
【No.1】工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 高さが5mの鉄筋コンクリート造の建築物の解体作業に当たっては、「コンクリート造の工作物の解体等作業主任者」を選任しなければならない。
- 安全衛生責任者は、統括安全衛生責任者との連絡を行うとともに、統括安全衛生責任者から連絡を受けた事項の関係者への連絡等を行わなければならない。
- 高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、原則として、囲い、手摺、覆い等を設けなければならない。
- 山留め支保工の切ばり及び腹起しの取付けについては、「地山の掘削作業主任者」を選任し、その者に作業の方法を決定させるとともに作業を直接指揮させなければならない。
【解説】
4.労働安全衛生法第14条令6条より 山留め支保工の切ばり及び腹起しの取付けについては、「土止め支保工作業主任者」を選任し、その者に作業の方法を決定させるとともに作業を直接指揮させなければならない。
正解 4
【No.2】工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築物の地下工事において、海域以外の公共用水域に排出する、建設工事により発生した1日当たりの平均的な排出水の量が50m³以上であったので、水素イオン濃度をpH9.0以下となるように管理した。
- 既存建築物の解体工事において、石綿含有成形板(その重量の0.1%を超えて石綿を含有するもの)の除去を行うので、石綿作業主任者を選任した。
- 騒音規制法に定める特定建設作業における騒音が、敷地の境界線において、85dB以下となるように管理した。
- 高さが5mの鉄筋コンクリート造の建築物の解体作業に当たっては、「コンクリート造の工作物の解体等作業主任者」を選任しなければならない。
【解説】
1.排水基準を定める省令第1条排水基準より 海域以外の公共用水域に排出する1日当たりの平均的な排出水の量が50m³以上である場合、水素イオン濃度はpH5.8以上8.6以下とする。
正解 1
「工事管理」の中で今回は「安全管理」に関するものを選んでみました。
現場の安全管理体制については、事業所の形態や規模別による違いを学びます。「統括安全衛生管理者」と「総括安全衛生管理者」の違いなどを正しく理解しておきましょう。また各作業では、危険・有害業務について求められる「作業主任者」の専任と役割のほか、過去に出題された重要管理事項に関する基準値なども押さえておかれるとよいでしょう。
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