附属伝統建築研究所 |
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木造建築文化の継承と発展日仏景観会議・日光・田母沢社団法人全日本建築士会では、創立50周年記念事業として、フランス大使館等のご協力を得て、日仏景観会議ー日光・田母沢ーを開催しました。
木造建築は数少ない「持続可能な」建築方法の一つ。今回我々は重要文化財とそれを支える匠達に焦点を当て、木造伝統技術が我々の生活に持つ更に広範な意味を考える会議を開催しました。 日光東照宮のご好意で、四百年記念のための世界遺産日光東照宮本殿平成大修理の現場で人間国宝の匠達の説明を受けました。次いで、歴史的伝統技法を未来に向かって着実に伝承しているフランスの組織 Compagnous du Devoir du Tour de France の精神や諸経験の講演を行いました。また、紀伊藩江戸中屋敷を転用した、江戸から大正期までの最高水準の建築技術の集積である旧田母沢御用邸で、改修を担当した優れた匠達から説明を受けました。 東京会議では、これらの情報の再確認の上に、「普通の家」に繋がる木造伝統技法を、日本の景観の基礎として、「持続可能な」未来の世界のために継承・発展させる方法を議論しました。 当会議は日仏修好150周年記念事業としてフランス大使館のご支援の下に、また、(社)全日本建築士会50周年記念事業として、今後の継続を目指して開催されました。
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